トヨタの反省力という本を読みました。
トヨタの成長は、実は「反省力」で支えられてきたという内容ですが、リコール問題や製品化の過程で起こった問題に対して真摯にその事実を受け止め、常に「カイゼン」を続けてきたということがトヨタの強みです。
「反省力」という視点で考えると、成長する人材は「反省力」があることに気づきます。
例えば、優秀な営業マンは商談がうまくいかなかったら、なぜ上手くいかなかったのかを考え次回に活かそうとします。失敗を次に活かすために問題点を探り、文字通り「カイゼン」を図ろうとします。
言い換えれば、「反省力」とは「気づき力」なのです。
失敗した、上手くいかなかったと、まずは「気づく」ことが大事です。
そういった意味では鈍感な人は自分のミスに気づくことがないので、いつまでたっても反省しません。その結果、成長の機会を逃してしまうのです。もっとも他人のせいにするのはもちろん論外ですが・・。
素直で、ありのままを一旦受け入れる心にこそ、反省力は宿るのかもしれませんね。