新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。そして、2018年が皆様にとってご多幸の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
昨年は酉年でした。「酉」という文字にさんずいを横に置くと「酒」という文字になります。酉の年には酒にまつわる事件、事故が起こりやすいといいます。角界を揺るがした元横綱の暴力事件、若手俳優の未成年との淫行、飲酒事件などが目につきました。また北朝鮮問題も含めネガティブな話題が多かったような気がします。
そんな中、ソフトバンクホークスが2年ぶりに日本一の栄冠に輝きました。横浜DeNAとの死闘を制し4勝2杯の結果でしたが、スコア以上に本当に僅差の展開だったと思います。偶然にも、社員と第6戦を観戦していましたが、手に汗握る延長線をサヨナラ勝ちで制し、歓喜に湧く球場の雰囲気を体感できたのは本当に良かったです。2018年はそんな活気あふれた明るい話題が多い年になればと切に願います。
昨年は海外へ行く機会があまり作れませんでしたが、北欧視察(スウェーデン、エストニア、フィンランド)は私にとってとても大きな気づきがありました。生産性と幸福を追求する企業の取り組みや働き方を目の当たりにして、まさに今後日本においても必要な取り組みであると実感した次第です。ある企業の企業理念が目に留まりました。「Become a fan of employees.」(社員のファンになる)。つまり社員が主役になるような会社をつくるということが重要だと。強烈なインパクトを残した北欧視察でした。
さて、弊社は昨年9月に弊社福岡オフィスを博多駅前から天神へ移転いたしました。働き方改革が叫ばれる中、弊社でもペーパーレス、フリーアドレス制、固定電話の廃止などに取り組みました。社員が働きやすい環境を整えるために、海外、特に北欧の企業のオフィスの雰囲気を積極的に取り込みました。ぜひ一度ご覧いただければと思います。また合わせて開設した仙台オフィスともどもよろしくお願いします。
最後になりましたが、NHK紅白歌合戦に出場した歌の歌詞を年代ごとにランキングし時代と共に言葉がどう変化しているのかテレビで特集されていました。1970年代の1位は恋、2位は人、3位は女。1980年代の1位は心、2位は夢、3位は涙。1990年代の1位は夢、2位は愛、3位は涙。2000年代に入り、1位は今、2位は空、3位は夢。2010年代の1位は未来、2位は信じる、3位は明日。2000年代から2010年代にかけて特に大きく変化していました。時代とは人の心の変化です。熊本も震災から本格的な復興の年になるかと思います。「未来を信じ明日へ向かって一歩を踏み出す年」にしたいと思います。
本年も倍旧のお引き立てと、一層のご指導ご鞭撻の程をお願い申し上げます。
株式会社システムフォレスト代表取締役 富山孝治