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2017年 新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。そして、2017年が皆様にとってご多幸の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

昨年4月に発生した熊本地震は県内各地に甚大な被害をもたらしました。熊本の象徴である熊本城の無残な姿を目にすると、いかにこの地震の影響が大きかったのかを改めて実感させられます。弊社の熊本オフィスは比較的被害は軽微ではあったものの、スタッフそれぞれが被災をし一時はオフィスが避難所となり数名が寝泊りをしておりました。幸い業務自体は止まることもなく通常通り行うことができ、くしくもこの震災で改めてBCP(事業継続)対策にはクラウドが有効であるということが証明されたような気がしました。

現在、熊本は復興フェーズに入っています。1日でも早く元の元気な姿に戻り、活気を取り戻すことができるよう、弊社も出来る限りしっかりとお客様を支えてまいりたいと思います。また、各方面より心温まる支援物資を頂戴しスタッフ一同感謝に堪えません。この場をお借りして御礼を申し上げます。

弊社では「1/1/1モデル」と呼ぶ社会貢献モデルを実施しています。これは、株式の1%、製品の1%、社員の労働時間の1%を社会貢献に使うというものです。今回の震災に際し阿蘇郡西原村へ、クラウドサービスのライセンス無償提供、り災管理および住民サービスの仕組みをボランティアで構築、また役場内のICT運用支援などの活動を行いました。ボランティア活動はGWを挟み大変長期間に渡りましたが、とても有意義で勉強させられました。私が感動したのでは、被災されたなかでも役場職員の変わらない笑顔です。住民の方々はどれだけ励まされたことでしょうか。また地方公務員として仕事に対する崇高な姿勢とプライドを垣間見た気がしました。

さて、弊社は昨年3月に株式会社ウフルと経営統合し、クラウド専業ベンダーとしての事業枠からさらにマーケティング領域、そしてIoT(Internet of Things)領域への事業展開を加速する体制を整えました。クラウド×マーケティング×IoTを事業軸に、社員数25名、グループ全体では180名の組織となります。今年度はさらに増員およびテクノロジーのカバー領域を拡げ、九州の皆様へさらなる「Customer Success」をお届けしたいと思います。

茶道の教えに「稽古とは一より習い十を知り十よりかえるもとのその一」というものがあります。稽古とは一から二、三、四と順を追って十まで進み、その次には再び初めの一に戻って 又改めて二、三、四、五と順に進む。初めて一を習う時と十から元の位置に戻って、再び一を習う時とその習う人の心はまったく変わっているものだと。基本に立ち返るとはこういうことかと思います。もうこれでよいと思った人の進歩はそこで止まってしまうのかもしれません。創業13年目を迎えるにあたり、今一度、創業の原点に想いを馳せ、これからも地域に必要とされる企業を目指し、九州を拠点に地方創生実現のためにこれからも邁進いたします

本年も倍旧のお引き立てと、一層のご指導ご鞭撻の程をお願い申し上げます。

2017年1月1日
株式会社システムフォレスト
代表取締役 富山孝治