愛知県岡崎市にある、株式会社アイ・エス・システムズさんに訪問しました。
ここは、某コンサルタント会社が行うITベンダー企業の従業員満足度調査で1位を取った会社です。NHKの番組「会社の星」にでも紹介されたこともあります。
従業員数20名ほどの地方都市のIT企業がどのようにして企業経営を行っているのか、視察をとても楽しみにしていました。
社長の村瀬さんと出会ったのはもう3年ほど前になるでしょうか、独自の価値観を持ち、何よりも社員を大事にするその姿勢は、私に取ってとても新鮮でした。
会社はとにかく開放的で遊び心満載。Googleっぽい印象を受けました。
・社員から「ありがとう」を貰うたびにLEGOブロックを組み上げていく
・社内のあちこちにあるアイデアメモ、ホワイトボード
・健康管理のために万歩計を社員に与える。歩数によって報償制度
・超過勤務防止のため一日の就業時間が一定時間を越えると、テレビモニターに映し出され
ている全社員の似顔絵のうち該当者は色が変わって知らせる
・1Fのオフィスはまるでスターバックス。キッチンもあり社員が自由にくつろげる
・朝礼ならぬ昼礼
・会社の未来像を絵本作家に書いてもらう
・ママチャリレースでサーキットを走る
・マウスパット投げ選手権(マウスを拾う人は水着女性)
・毎年期初に自らの目標を2文字で表現したものを名札に記載
などなど・・
私が感じたポイントは3つ
◯社員自らに考えさせる
・大きな方針は社長が決定するが、現場の検討は社員にやらせる
・疑問を持ったまま走らせない、何が疑問なのかを聞く場(機会)を作る
・社員自身が楽しく面白いと思うことをやらせる
・幸せとは達成するまでのプロセスをいかに充実させるか
◯ルールで縛らない
・ルールは出来ない人のためにある。出来ない人のために出来る人が縛られるのは不幸
・あらゆることを見える化する。アナログがいい(トイレが汚れる⇒汚さないように!というのではなく、最後に入った人は自分の名前にマグネットを貼る⇒最後に入った人が分かるので自然と奇麗に使うようになる)
◯地道な積み重ね
・いろんなことを積み重ねてきた
・トライアンドエラー。挫折や失敗の数も多い
・「少しづつ」がやがて大きな力になる
岡崎市を後にした後に、村瀬社長から「組織創りに終わりはないのでこれからも共に刺激し合って理想の会社を創り続けていきましょう」とメッセージが来ました。そうなんんです。従業員とともに地域に根ざした働きがいのある会社を作るというのは、一朝一夕には出来ません。私も日々悩みながら愚直にトライしていきたいと思います。
社員の一人にお話をお聞きしましたが「労働(仕事)をしているという感覚はまったくない、毎日が楽しい」とおっしゃってました。
最後に自社を一言で言うと?という問いには「自分らしさが出せる場所です」と笑顔で答えてくれました。
目指します!こんな会社を。