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あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2012年は皆様にとってどんな1年だったでしょうか?
未曾有の大被害をもたらした東日本大震災から1年が過ぎ、被災された地域の皆様にとっては、未だ復興はおろか復旧までも程遠い現状にあるようです。熊本県にとっても阿蘇地方を襲った災害により尊い人命が犠牲になるなど、暗いニュースが駆け巡りました。
一方で、政令市となった熊本市は、期待とともに新しいスタートを切ることになりました。これからの熊本の活性化に期待したいところです。
さて昨年は、3月に熊本オフィス新築移転、11月には福岡オフィスを開設するなど、当社にとっても大きなスタートを切る1年になりました。人吉市本社ではこれまで通り、データセンター運用やソフトウエア開発を中心に。熊本オフィスではクラウドサービスの提供、WEB制作などのマーケティングを中心に。福岡オフィスではクラウドサービスの提供に特化して業務を行います。
ソフトウエア開発などのIT産業(Sierと呼びます)は、「労働集約型産業」とも言われ、仕事に関わる人員の数で金額が決まるというビジネスモデルでした。もちろん私たちもメーカーや大手Sier様の下請けとして創業以来、そういったビジネスに主として関わって参りました。しかしながらリーマン・ショックを境に、業務が激減。私たちSierは方向転換を余儀なくされることとなりました。
本来、企業経営者が望む「売上を上げたい」、「見込客を増やしたい」といった要望に、Sierは果たしてきちんと向き合ってきたのでしょうか?ともすれば、ハードへの過剰な投資、不要なシステムの導入などを提案するSierと企業の間には、IT投資に対してかなり乖離があったように思います。
世の中の価値観が「所有」から「使用」へ変化する中、システムを持つという発想から、システムを使用するという流れに変わりつつあります。もはや「クラウド」とは流行ではなく、「時流」という変えられない世の中の流れなのだと思います。5年のリース契約でお客様を縛り、高額な保守料を得ながら、その導入効果については責任をもたないといった企業姿勢では、Sierは淘汰されていくことになるのではないでしょうか。
当社では、これまでの下請けビジネスから脱却し、クラウドを活用したサービス提供会社に生まれ変わることができました。今後当社では、クラウドを活用した業務改善のコンサルティング、クラウドサービスの導入支援、それに伴なう基幹系システムとの連携など、よりROI(投資対効果)を測りながら、皆様のビジネスを支援する立場としてお手伝いをさせていただきたいと考えています。
また昨年は、IT経営フォーラム2012 IN 熊本、クラウドサミット2012 IN 熊本などのイベントを開催しました。こうした取り組みにより、利用者が得られるサービスを体感していただくとともに、クラウド普及のための啓蒙を図って参りました。今年も4月12日にグランメッセ熊本にて、IT経営フォーラム2013 IN 熊本を開催いたします。豪華講師陣はもとより、熊本の地場のSier様とも連携し、熊本の企業を盛り上げ、元気力を高めたいと考えています。
最後に、私たちは常にお客様の目線でお客様の気持ちになって、業務に邁進してまります。「私たちは感動をつくる会社です」という理念のもと、1度のみならず、次の感動を期待していただける会社を目指して頑張ります。今年1年、どうぞよろしくお願い致します。
株式会社システムフォレスト
代表取締役 富山孝治