厳しい時代ですね。好景気の産業もありますが一時的だと考えます。もちろん時代にフィットしたビジネスモデル、いわゆる「時流」に則したビジネスモデルは問題ありませんが、従来型のビジネスモデルのまま一旦落ち込んだ業種がアベノミクスによって一時的に好景気となっているものについては、次第にきつくなると思います。目先のものに踊らされず、しっかりと今のうちに準備をしていかないと大変なことになると思っています。
売上をどのように作っていくかを考えてみると、もちろん商品力とか営業力とか大事だとは思うのですが、アイデアというか『企画力』が重要な時代だなあと改めて感じます。特に中小零細企業の場合、これは経営者の仕事だと思います。
では、アイデアがたくさん出てくる人の特徴とは、何でしょうか。
それは、
いっぱい情報を持っている
ということにつきます。
すなわち情報量にアイデアは比例するのです。
ミュージシャンが曲を作った時に「天から降りてきた」とか言いますが、そんなことはありません。人よりもたくさんいろんな音楽を聴き、四六時中、音楽のことばかりを考えているからです。しかもそれがハンパない。
エジソンも生涯に1,300もの発明を行ったそうですが、常に情報を求め、ひたむきに実現に向け努力したからこそ、偉大な発明家として大成したのだと思います。
エジソンの有名な言葉に、
Genius is one percent inspiration, 99 percent perspiration.
という言葉があります。
一般に日本語では「天才は1%のひらめきと99%の汗」 と翻訳され、努力の重要性を物語る発言として広く知られていますが、「99%の汗」の裏にはたくさんの情報(実験に基づく経験)を得るという努力があったのだと思います。
『情報のシャワー』を浴びるのも経営者の仕事。
特に我々みたいな小さな組織においては、その仕事を部下だけに任せることは致命的です。「よくわかんないからこいつに話しといてくれない?」という経営者は多いです。そういう人に限って「うちの社員からいいアイデアが上がってこない」と嘆いておられます。それってほんとに正しいのでしょうか。
あなたは、いっぱい情報を持つ努力をしてますか?