0

製品愛について

先日、シリコンバレーのIT企業を視察してきました。いろんな気付きがあったのですが、そのうちの一社、エバーノート社を訪問した際に日本法人の会長である外村さんから、シリコンバレー事情をお伺いする機会がありました。
その中で、日本の会社人は、「自分で製品を使っていない。自分がよいと思わない製品は売れないし、製品への愛がない。」と仰ってました。なるほど、私が知るエバーノートの社員はみな会社LOVEでTシャツを着て、ロゴの入ったグッズを愛着を持って使っています。訪問先のシリコンバレーのベンチャー企業なんかも、Tシャツ着たり、自社製品を愛しているのがよく伝わってきます。だからこそ、愛すべき製品をなじられたりすると、許せないんだと思います。
自分が良いというものでなければ決して売れませんし、ITサービスの場合だと自社でどれくらい使い倒しているかがその指標になると思います。
ご提案先で競合製品にぶつかることもよくあります。その際にお客様に「ご提案している会社がその製品をどのくらい自社で使っていて、どのくらいの効果を得ているのか尋ねてみてください」とお伝えします。ひどい場合だと、自社で使っていないものを提案してみたり、一部門の数人でしか使っていなくて、メインは別のシステム、なんていうのもよくあります。
人は体験でしかものを語れません。誤解がないように言い換えれば「実体験という重みは人から聞いたものより説得力がある」ということです。百聞は一見にしかずと同じですね。
帰国後参加した異業種の勉強会で、「良い企業とは何か!」というテーマでディスカッションを行いました。私はこの製品愛の話をしましたが、色んな意見が出ました。
良い会社の定義
・子どもを入社させたいと思う会社
・製品をとにかく愛してやまない会社
・子どもをポンポン妊娠する会社(安心して妊娠できる)
・新人が毎年入社する会社
・いい人が多い。悪人が居ない会社。
・リラックスして仕事してる会社
皆さんのにとって良い会社の定義とは何ですか?

【セミナー情報】
・クラウドで実現する地方創生(福岡)-Evernote
https://evernote.com/intl/jp/business/event/seminar_1503_fukuoka/
・なぜ、Evernoteは世界で1億人ものユーザを獲得できたか(熊本)-Evernote
https://evernote.com/intl/jp/business/event/seminar_1503-05/kumamoto.php

Tags: