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新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。そして、2014年が皆様にとってご多幸の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
昨年は、比較的明るい話題が多かったような気がします。思い出すだけでも、「じぇじぇじぇ」でNHK朝の連ドラのイメージを一新した「あまちゃん」、富士山の世界遺産登録、イチロー選手の4,000本安打達成、そして忘れてならないのが「おもてなし」でつかんだ2020年オリンピックの東京開催。「倍返し」や「今でしょ」など4つが選ばれた流行語大賞に、明るい世相が反映されているような気がします。
一方で、景気はどうだったでしょうか。アベノミクスによる景気上昇、円安、株価回復などが牽引となって、様々な経済指標にポジティブな上昇傾向が見られた年でした。東日本大震災後に縮小していた設備投資やIT投資が復活してきた印象があります。しかしながら恩恵を受けたのは上場企業や一部の大手企業であり、地方の企業にとっては、景気が上向いているという感じを受けた方は少なかったのではないでしょうか。
今後は、あらゆる業界で二極化が進むという予想があります。要するに勝ち組と負け組の差がはっきりしてくるというのです。同じことは所得にも言え、年収300万円以下、さらには200万円以下の人が急速に増えるという予想も出ています。4月以降の消費税アップはどう影響してくるでしょうか。
これからの企業は労働集約型から知的生産型のビジネスモデルにシフトしていかなければなりません。グローバル化が進む今後、労働力だけでは海外では勝てないからです。より会社の体質を変える上で、クラウドは有効なツールの一つだと思います。クラウドを活用することで、生産性を高め、情報共有を進めることでさらには、お客様に対して真の1対1(one to one)マーケティングを実現することが可能となります。
1人のお客様に対して組織(営業、サポート、内勤など)で対応することで、より新規顧客へのアプローチを深め、既存のお客様に対してサポートの質を高めるなど他社とは違ったサービスを提供していくこが重要です。 
クラウドもようやくキャズムを越えた感があります。セキュリティなどの議論よりも、クラウドをどのように業務に活かし、利益を上げていくかという議論が圧倒的に多かったのも昨年の印象でした。より厳しい経営の中で、他社より突き抜けた存在になるためにはこうしたクラウドを活用した戦略が必要だと思います。
当社では、1年半でこれまでの労働集約型のソフトウエア開発から脱却し、クラウドを活用したサービス提供会社に生まれ変わることができました。今後も引き続き、クラウドを活用した業務改善のコンサルティング、クラウドサービスの導入支援、それに伴なう基幹系システムとの連携など、よりお客様のROI(投資対効果)を意識しながら、皆様のビジネスを支援する立場としてお手伝いさせていただきたいと考えています。
本年も2月26日の「IT経営フォーラム2014 in 熊本」を皮切りに、各種イベントを行なって参ります。こうした取り組みにより、利用者が得られるサービスを体感していただくとともに、引き続きクラウド普及のための啓蒙を図って参りまます。昨年同様、豪華講師陣を迎え、熊本の地場の企業様とも連携し、熊本の企業を盛り上げ、元気力を高めたいと考えています。
最後に、当社は今年2月をもって会社設立10年目を迎え、節目の年でもあります。創業の原点である「私たちは感動をつくる会社です」という理念のもと、社員一同、常にお客様の目線でお客様の気持ちになって業務に邁進してまります。
本年も倍旧のお引き立てと、一層のご指導ご鞭撻の程をお願い申し上げます。 
株式会社システムフォレスト
代表取締役 富山孝治