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変化し続ける経営とは

テレビでセブイレブンの特集をやってました。セブンの店舗網は42都道府県に約15,800店(8月末時点)。国内コンビニ市場における売上高シェアは2012年度で37%だったそうです。今後は過去最高となる出店攻勢で2014年度末に総店舗数は17,000店を超え、売上高シェアも4割に達する見通しとのこと。
最近、PB商品「セブンゴールド」がヒットしています。これは人気専門店と同等以上の味を追求した商品で、目標となる人気専門店の味を設定し、それに近づけると言ったコンセプトで商品開発が行われていました。もちろん単なるモノマネではなくて、味のオリジナリティは追求されています。
セブンゴールドのヒット商品のひとつが「金の食パン」です。6枚入りで250円と高めですが、4月に発売されてからわずか4ヶ月半で1,500万食の大ヒット。テレビでは金の食パンのリニューアル試食会の映像が流れていました。売れているのにリニューアルするとはどういうことか?
創業者である鈴木敏文会長は、「ざるそばなんかもしょっちゅう味を変えているが、お客さんは気がつかない。でも同じものをずっと置いてると売り上げは落ちていく。リニューアルをずっと続けていくことが大切だ」と言われていました。
消費者の微妙なニーズを「変化しつづける」ことで拾い上げ、商品に反映していくその姿には驚かされました。
私たちも商品やサービスはもちろんですが、自らを変化に対応させながら進化しつづけなければなりません。思っている以上の早さでマーケットは変化しています。それに気がつかず、昨年と同じこと、もしくは先月と同じことをやってもうまくいかない時代になってきました。
こんな時代だからこそ、クラウドを使った経営が注目されるのでしょう。変化に対応しつづけ、状態の可視化を行い、スピード判断(経営)を行っていく。小回りの効く経営は大企業にはできません。これからは地方の、そして中小企業が頑張る時代です。